本学院は、全国でも数少ない美術や工芸、デザインの専門教育のための高等課程を有する専修学校です。歴史は古く、昭和27年に秋田市立工芸学校として創立され、今年度で73年目を迎える伝統をもつ学校です。現在は平成25年に開学した秋田公立美術大学の「附属高等学院」として位置付けられています。

　学校教育目標は「人間性と専門性を磨き、社会・地域・文化に貢献できる自立した人材の育成」であり、「誠実」「創造」「勤勉」を校訓としています。その目標の下、専門教育のための施設・悦美と優れた指導力をもつ教職員で少人数指導を行い、生徒一人一人の個性や能力を大切にしながら、各種公募展への参加、地域連携、交流活動等、多彩な教育活動を実施しています。その成果、各種の専門性を生かし、世界で活躍する卒業生を数多く輩出しています。

　また、本学院では、まず生徒の心の発達や成長に寄り添い、支えることを念頭に指導しております。在学中に、様々な「人」「もの」「こと」に関わり、自分自身を深く見つめることを通して、生活や社会の中にある「美」を感じ取り、見方、考え方、表現力、創造力を磨き、身に付けた力を生かして社会・地域・文化に貢献できる人間性を育てたいと考えています。その成果は、毎年２月に秋田県立美術館で開催する生徒作品展「明日のクリエーターたち」でご覧いただくことができます。

　本学院には、美術や工芸、デザインの道を歩むという志をもつ生徒たちが集い、共に人間性を磨き、人間関係力を育て、各自の自己実現や夢の実現のために学んでいる姿があります。