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卒業制作(令和5年度)

木材工芸コース 金属工芸コース インテリアデザイン
コース
ビジュアルデザイン
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木材工芸コース

プレイチーズ
私は、小さくてかわいらしい生き物が好きです。そのため、座るだけでなく、ねずみに癒されてほしいと思い、縫いぐるみで遊べる椅子を作りました。楽しい雰囲気にするために、絵を描いたり遊具にパステル系の色を塗ったりしました。遊具で遊ばせたりチーズの穴から顔を出させたり、いろんなパターンでねずみのかわいい一面を見ることができます。ぜひ、遊んでみてください。
 
Hexagon
「椅子に見えない椅子」をテーマに、抽象的でデザイン性を重視して制作しました。安定感や美しさを兼ね備えた六角形を不規則に組み合わせることで、不思議な造形美を表現しました。見る角度によって違って見えるフォルムや、柱の断面から様々な模様が浮かび上がる年輪など、“椅子”としてだけではなく“造形作品”としても楽しんでいただけたら幸いです。
 
ちぇあまめ
自分が大好きな食べ物である、えだまめの形のスツールです。コンセプトは「えだまめへの愛が伝わる椅子」で、作品を見た人にえだまめの可愛らしさが伝わるようなデザインにしました。座板と棚板をえだまめのさやの形にしたことで、中に豆の形の小物を入れると、さやの中にまめが入った状態を再現することができるようにしました。
 
金属工芸コース

堂々
鍛金と打ち出しの技法を用いて、ヤギの頭蓋骨をモ チーフにしたオブジェを制作しました。本体は銅、角は木で制作しています。硫化反応で表面を黒くしているのでしているので、より凹凸感や金属のもつ強さや硬さの要素を強調できたと思います。時間をかけて細かいところも工夫して丁寧に制作したので、ぜひいろいろな角度から作品を見てほしいです。
 
Tiara of eternal admiration
私は今まで学んだことをふんだんに取り入れ、幼い頃からの憧れの『妖精モチーフのティアラ』を制作した。ティアラ部分は妖精の羽をアール・ヌーヴォーと銀線細工で表現し、その両脇にはレリーフの花と葉のヘッドドレスを作り、森に住まう妖精をイメージした作りになっている。涼しげな色の天然石や真珠を使用し、妖精の凛とした美しさを表現した。
 
LUNA
作品のテーマは「銅板とステンドグラスで作る月と星のランプ」です。夜の雰囲気にあうものを作りたかったのでモチーフを月と星にしました。ステンドグラスは目に優しい光にしたかったので、リラックスできる緑色とオレンジ色を使用しました。部屋の壁や床にステンドグラスが反射すると、複数の色が混じりあい月のモチーフも相まって部屋全体が幻想的な雰囲気になります。
 
命のたね
鍛金技法を用いてかぼちゃの小物入れを制作しました。制作後、ただ置物として飾るだけでなく何か実用性のあるものを作りたいと考えました。そこで思い出に残っている絵本をテーマにしようと考えました。小学生の時に大好きでよく読んでいた「14匹のねずみ」という絵本の中に出てくるかぼちゃをテーマにして作ろうと思いました。
 
春めくとき
シンプルでかわいい物、両親に贈って喜んでもらえる物を制作したいと考えていました。それをベースにお酒好きであり、今年結婚20年を迎えた両親へ、桜をモチーフにしたおちょこを作ろうと決めました。素材は錫を使っていて、錫はお酒をまろやかにする作用があるといわれており選びましたが、柔らかいという特徴もあるので鍛金での作業がとても大変でした。
 
幸せの花冠
入学時から金属で花を作ることを目標にしており、たくさんの花が集まった綺麗さを表現してみたく、また、秋田の伝統工芸品である銀線細工に挑戦してみたいと思いリースを制作しました。 銀の花は永遠に枯れることがないので、見る人に幸福をもたらせてくれます。ひとつひとつ丁寧に巻いて作ったのでとても綺麗に仕上がったと思います。
 
インテリアデザインコース

地域交流を楽しむ学生寮
土間を設け、寮生の活動スペース兼、地域交流の場として活用できるようにしました。また、寮生同士やハウスマスターとのコミュニケーションが捗るように、キッチン、ダイニング、リビングが一つの空間になるような工夫や洗面室をスタディースペース兼用のオープン型にすることによって、人と関わることの楽しさを実感できる寮になっています。
 
幸せを囲む8ハウス
学生同士の交流を大切にしながらも、地域の方々を招いてコミュニケーションや社会性を育める店舗併用型の学生寮を制作しました。また寮生が互いの個性・価値観を共有しながら過ごし、幸せを実現してほしいという思いやみんなの幸せを永遠に囲めるような場所になってほしいという思いを込めて学生寮を上空から見たときに幸運を招くとされる数字の8の形にデザインしました。
 
音楽でつながる学生寮
音楽を通じて地域の人と交流しながら、生徒たちのコミュニケーション能力を育てることを目的とした学生寮です。ステージと客席を設けた空間では、寮生が自分たちのバンドのライブを企画・運営したり、地域の方に楽しんでもらうための映画鑑賞会を開いたりします。室内は仕切りを少なくして窓をたくさん設置し、リラクゼーションや心地よさが向上するような空間にしました。
 
自然と交流が広がる寮
地域の人と関わりあえる学生カフェと寮生同士が共有できるスペースを充実させた、自然と交流がうまれる場を取り入れた学生寮です。主体的に働くことを学んだり、人との関わり合いを学ぶことができます。
開放的な室内で寮生たちがのびのび暮らしながら、人と関わることで精神的にリフレッシュできるようデザインしました。
 
畑のある開かれた学生寮
「開かれた学生寮」というコンセプトのもと、開放的で人とのコミュニケーションが取りやすい空間をデザインしました。広々とした共有スペースや畑は、寮生同士だけではなく、地域の人と交流することができます。また、多くの開口部やぐるっと回遊できるテラスは、風通しを良くするほかにも、寮にいながら自然と密接に関わることを可能にしています。
 
野外シネマを楽しむ和風学生寮
秋田公立美術大学附属高等学院の女子生徒四人と、交代制のハウスマスター二人が暮らす学生寮をデザインしました。寮の中庭では、地域の人たちや友人、家族を招待した映画の上映会を行い、年齢、性別を問わない交流を楽しむことができます。室内は、和風建築の部材(襖・障子・欄間・畳など)を多用し、日本の伝統を感じられる造りになっています。
 
ビジュアルデザインコース

平和が続きますように
「戦争を身近に感じる」「普通の生活へのありがたみを知る」をテーマに制作しました。土崎を象徴する花「はまなす」と地中に残る「不発弾」をそれぞれ平和と戦争を連想するものとして対比させ、平和と戦争は隣り合わせだということを表現しました。キャッチコピーは『本当の平和は、いつくるの?』とし、「今が本当に平和か?」と、はまなす自身が問いかけるようなコピーとなっています。
 
つくる、つながる
取材対象者の八嶋さんの取材で「みんなが主体性を発揮してイキイキできる社会をつくりたい」という夢を伺い、それをテーマに制作しました。「主体性」や「イキイキ」という言葉を、町の人たちが積極的に行動することだと解釈し、八嶋さん一人ではなく町の人たちと共に社会を作っていくようなイメージで制作しました。キャッチコピーは『みんなでつくる、みんながつながる』としました。
 
平和、ここに開幕
このポスターを通して伝えたいことは「争いは何も生まない」ということです。人は、戦争があるから、今の状況を平和だと認識しています。そのため、戦争の悲惨さを前面に押し出し、平和とは何かを改めて考えるきっかけを与えるようなポスターにしました。キャッチコピーは、戦争の怖さに自ら気づいてほしいという思いから、「気づけ」という強い表現を用いました。
 
嶋森理想郷之図
取材対象者の嶋森さんは「自分や周りの人が悩みのない、平穏な生活を送りたい」、「周りの人たちが笑顔でいることが自分の幸せだ」と語っていました。その光景をイメージしたものをベースに嶋森さんの理想の世界をポスターにしました。キャッチコピーの「寺院も理想も次世代へ」は、嶋森さんの「寺院を継いでほしい」という願いと理想を掛け合わせたものになっています。
 
痛みを知ること
土崎空襲について取材を行い、「今ある平和な環境を大切にしてほしい」という思いをポスターにしまし た。戦争と平和の対比を強調して表現するため、土崎空襲で亡くなってしまった岩間久平くんを戦争のモデル、今を生きている私の弟を平和のモデルとして制作しました。靴、文字は弟のもので、消えていく足跡は久平くんを表現しています。
 
暮らしのカギは、あなたの笑顔。
集落支援員として活動する八嶋さんに取材を行い、 「あらゆる人に自分のペースで暮らしていってほし い」という夢を伺いました。ポスターは、八嶋さんの作るコミュニティスペース「おうみや」の貸し棚を舞台に棚の中に五城目町民や、八嶋さんの行った活動など、様々な暮らしの形を描きました。魅力ある笑顔を目立たせるため、八嶋さんを中心に描いています。
 
平和の道へ
当時の物と言葉を通して、土崎空襲を若い世代に知ってもらいたいという想いで制作しました。戦時中の服や生活必需品から厳しい生活を送る辛さを感じてもらいたいです。現在の生活との違いを基に戦争に対する怖さを身近な物で考えることで、戦争は二度と起こしてはいけないことだと考えるきっかけになるようなポスターにしました。
 
よってたんせ
取材対象者である渡邊律雄さんの「地域に若い人が来てほしい」という夢を基に浅見内地区の建物や特産品を紹介するポスターにしました。「みせっこあさみない」のスタッフやお客さんの温かい雰囲気を紹介しています。「みせっこあさみない」では地域の人同士の交流が盛んに行われ、地域の人と関わる楽しさが若い世代に伝わればという想いを込めて制作しました。
 
Keep praying
土崎空襲についての取材を通し、平和であり続けるためには、戦争の存在を忘れずに平和を祈り続ける必要があると考え、それを基に制作しました。祈りを放棄することの危険性を伝えるために、戦争の上を綱渡りをする子どもを描きました。土崎空襲の被害として現在も残されている爆弾の破片や、首なし地蔵、岩間久平くんの服などを戦争の象徴として描き入れました。
 
ぽくぽく
取材対象者の嶋森さんの「自他共に自由で悩みのない平穏な世界」という理想を基に制作しました。その理想を象徴するのが嶋森さんの愛猫であると考え、ご家族やご友人、五城目町の人々と共に猫のキャラクターにし、宙に浮いている様子で悩みのない平穏さを表現しました。背景は水彩絵の具で描いた五城目町で、嶋森さんのお寺「待月院」に掛けて月夜にしています。
 
つちざき
「子どもを想うこと、戦争を考えること。」をコンセプトに、親世代をターゲットにして「戦争の残酷さ」を伝えるポスターを制作しました。土崎空襲では爆弾の破片が飛び散り、多くの被害が出ています。そのため爆弾の破片をイラストで制作し、子どもを連想させる黄色い帽子に刺さったように組み合わせて残酷さを表現しました。キャッチコピーは親が子どもに使う言葉を基にしました。
 
僕の恩返し。
「地元に恩返しがしたい」という小玉さんの夢を基に、小玉さんの教え子たちが成長し、活躍することが「恩返し」であり、「教え子たちが活躍する姿が一番の恩返しである」をコンセプトに設定して制作しました。コンセプトを基に、小玉さんの教え子たちの小学生時代の似顔絵と現在の似顔絵を並べて配置する構成とし、キャッチコピーの文字には小玉さんが書いた文字を採用しました。
 
祈りはいらない
土崎空襲による物的・精神的な被害が今も残っているということを、爆弾によって首を飛ばされた地蔵に、手を合わせお参りに来るおばあさんとその孫を描くことで表現しました。戦争を体験していない高校生や大学生が戦争について考えるきっかけにするため、 キャッチコピーをおばあさんがその孫や、ポスターを見ている人たちに問いかける形にするなどの工夫をしました。
 
つながる恩
小玉さんの夢である「お世話になった五城目への恩返しとして、自分が学び続けてきたことを受け継いでいきたい」という話を基に、受け継ぐ未来の五城目町をコンセプトに制作しました。小玉さんの教育のモッ トーである「子どもの声が聞こえる教室」をイメージし、教室で学ぶ子どもを中心に、地域の人や自然がいきいきとしている様子を描きました。
 
戦争はもういらない
戦争をしてはいけないと一人一人思うことが平和に繋がると思い、土崎空襲の様子をイラストで表現しました。背景は彩度の高い赤色を使い危なさや恐ろしさがより引き立つようにしました。キャッチコピーは、体験した方の話や資料をもとに、印象に残った言葉や土崎空襲を連想するような言葉を多数入れることで、戦争の残酷さを強調しました。
 
あさみないに集う
「みせっこあさみない」をきっかけに若い人が浅見内地区に興味をもってほしいと思い、お店を紹介するポスターを制作しました。つい手に取りたくなるような雑誌の表紙をイメージして、店の温かな雰囲気と渡邊さん、スタッフのみなさんのあたたかさを写真で表現しました。店名の「みせっこあさみない」をキャッチコピーとして使い、雑誌のタイトル風にレイアウトして目を引くようにしました。
 
平和の授業
高校生を中心とした若い世代に、戦争を起こしてはいけないということを伝えるために制作しました。ターゲットの目に留まるように、若い世代に馴染みのある黒板をモチーフに、土崎空襲の語り部をされている伊藤津紀子さんの「平和の授業」という設定にしました。キャッチコピーは、若い世代が土崎空襲を知り、語り継いでほしいという思いを込めました。
 
おうみや探訪
取材対象者の八嶋さんが管理している「貸し棚おうみや」を紹介するポスターを制作しました。「貸し棚おうみや」を利用者によって活動の仕方が変わる場所にしたいという八嶋さんの思いを基に、訪れた人が自由に活動している様子を描きました。キャッチコピー は、八嶋さんの「町のリビングのような場所にしたい」という思いを込めました。
 
伝えていきたい
「戦争によって身近な人がいなくなることの怖さ」をテーマにポスターの制作をしました。「証言・土崎空襲」にある、母親を戦争で亡くした本城さんのエピソードに衝撃を受け、それを基にイラストやキャッチコピーを考えています。一人のエピソードに触れることで、戦争を身近に感じてもらえるのではないかという思いを込めて制作しました。
 
まもりたいもの
取材対象者である嶋森さんに夢を伺ったところ、「平穏な生活を送りたい」とおっしゃっていたので、そこから「今の五城目を守りつないでいく」という夢を設定し、ポスターを制作しました。コンセプトはゲームのパッケージ風に嶋森さんを主人公として、町をよりよくしていくシュミレーションゲームをイメージしました。キャラクターは柔らかい雰囲気で描き、平和な感じを表現しました。
 
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